劇場版 名探偵コナン から紅のラブレター

http://www.conan-movie.jp/index.html

 

8年ぶりに倉木麻衣が主題歌を担当( ;∀;)ヤッター

今回はこの作品の見どころ紹介(ネタばれ満載)ですっ!

気になる方はそっと「戻る」ボタンをクリックです(;^_^A

 

コナン×平次の男の友情

最近のコナン映画は、冒頭にド派手なアクションシーンを配置して、視聴者を引き込む演出が多い。この作品もこのパターンで、コナンと平次が 日売テレビ爆破事件 に巻き込まれます。

下階への避難は無理だと判断し、和葉を守りながら屋上を目指す平次。

一旦非難したものの、ビル内に平次たちが取り残されていることを知り、助けに向かうコナン。

ビルの倒壊に巻き込まれ、絶体絶命の平次と和葉。

 

平次「1人じゃ無理や。何してんねん、工藤。」

 

的なセリフが心に刺さる。新一と平次の信頼関係を凝縮した一言だと思うんです。

 

“あいつの性格だったら、ここでこう動くはずだ。だったら俺はこっちでサポートしてやろう”

 

相手の性格も能力も知り尽くした上で、言葉がなくても通じ合える。そして一人では成し遂げれない大きなことをやってのける。

男同士の友情、信頼ってこういう狩猟民族の本能的なところにあると思うんです。

 

おい工藤。俺が屋上に逃げとる事くらい、お前の推理力があればわかるやろ?

はよう脱出ルート用意しておけや。

 

新一の推理力を全面的に認めて信頼している平次にしか成しえないセリフだからこそ心に響くものがありますね。

 

果たしてコナンは絶体絶命の戦友を救う事ができるのか?

答えは劇場で!

 

過去作品のエッセンス

今作、随所に過去作品のワンシーンが思い起こされる場面が散りばめられてる気がします。

 

日売ビルからのバンジーで和葉を救う平次の姿は、「天国へのカウントダウン」でコナンを抱いて消防ホースを命綱にツインタワーの崩壊から脱出する蘭の姿をオーバーラップさせる。

終盤の皐月堂から転落しそうになる和葉の腕を間一髪で掴むシーンは原作の「そして人魚はいなくなった」編の完全再現でしたね。

最後はバイクで爆風の勢いを借りて脱出するところも「天国へのカウントダウン」でコナンがやった少年探偵団と灰原の救出劇そのものですね。

 

アイデアの使いまわしとみるか、ファンサービスとみるか・・・

私は好意的に後者と解釈しています♪

 

平次と和葉のラブコメ

「平次の婚約者」を名乗る “紅葉” の登場で、動揺しまくりの和葉ちゃんが可愛すぎますw

迷宮のクロスロードでは、新一との束の間の再会を果たした蘭の恋心を描きましたが、

今作は「死んでも守ったる」の平次の言葉に逆にキュン死する女性ファン多発間違いなし(笑

 

ただ、贅沢を言えば、最後の皐月堂から和葉を救うシーンはもう少し平次と和葉の2人の絶体絶命シーンがあってもよかったかも?

犯人追い詰めた後に、最後のアクションシーンというのはもはや劇場版のお約束になりつつあるけど、過去作に比べるとあっさり解決しちゃった感じ。

和葉と紅葉どっちかしか救えないぞ、どうする平次?

でも最後は持ち前の頭脳で両方助けちゃう、的な展開があると燃えたような気もする。

 

ただ今作はやっぱり、平次の気持ちが読み取れずにヤキモキする和葉に対して

「死んでも守ったる」と颯爽と現れる平次王子さまが最大のカルタシスなので、余計な演出は不要、という事なんでしょう。

 

ミステリー要素

皆無です。期待しないでください。

まぁ、もはや劇場版にミステリー要素はおまけ程度ですからね。

 

ただ、今回面白かったのは、

http://anihatsu.com/archives/69681368.html

「予告編で犯人バレww」というまさかの展開。

過去作品も、「ゲスト声優が犯人」がお約束化していたこともあり、「またか」という感じ。

それが宮川だけに、「犯人ばれてますやんw」「あかーーーん」って盛り上がってましたが、

こいつ、殺害シーンで、”黒い人”(http://otakei.otakuma.net/archives/2014112705.html

ではなく、素顔で顔ばれするっていう展開www

さすが。一枚上言ったな、作成陣、と感心してしまいましたw

 

そして一つ感心した点は、今作「ラブコメ」が主題だったわけですが、

犯人の動機も「最愛の人を守りたかった」というところにある点はうまく構成したな~と思いました。ミステリーに時間をさけない分、せめて動機くらいは本編に彩を添えようという心意気はナイスですb

 

 

主題歌、「渡月橋~君思う~」

徳永さんの突然の覚醒、何があったんでしょうか。名曲すぎます。

特に秀逸なのが、歌詞と映画の世界観の相乗効果がハンパない!

 

「川の流~れ~に祈りを込めて、いつも心君のそば」

 

これだけだと、夕暮れ時の渡月橋から、想いを馳せる主人公の姿しか想像できませんが、

ここにコナンのキーワードである「百人一首」が重なった途端に、

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
   われても末に 逢はむとぞ思ふ

会いたいのに会えない想い人との巡り合いを願う心境を綴った歌だという事が導かれます。

狭義では、平次との約束を信じ続けた”紅葉”さんの歌でもあり、

広義には、離れ離れの新一へ向けた蘭の想いでもある、そんなコナンにぴったりな1節に仕上がってますね。

 

コナンファン心理の痒い所に手が届く、そんな歌詞を書かせたら倉木麻衣の右に出る者はいないでしょう。”主題歌を担当する前からコナン君のファンだった”と語る倉木麻衣の言葉に嘘はないことが、この渡月橋の歌詞からも推察されます。

 

そしてもう一つこの歌の歌詞のお気に入りの部分が、ラスサビのこちら

「から紅の紅葉達さえ、熱い思いを告げては」

秋風に吹かれて紅葉がザワザワと音を立てる情景を描くと同時に、劇中で「平次君の婚約者や」と告白する紅葉さんを絶妙にリンクさせてます。

「紅葉さんに負けてられへん。ウチも頑張らな。」と平次への想いを胸に秘めながら戦った和葉ちゃんの恋心をうまく表現しています。

 

これだけ映画とマッチしているだけに、倉木麻衣史上初の、配信チャート1位独占!!!も頷けます。久しぶりのコナン映画という事で、渾身の思いで書き上げた歌詞だという事が完成度からも窺い知れる名曲に仕上がってます♪

 
 

劇場版名探偵コナン、まだの人はぜひ劇場でご覧あれ~(*^▽^*)
ってもうやってないので、ご自宅でどうぞw
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By triumph

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