倉木麻衣20周年記念アルバム「Let’sGoal~薔薇色の人生~」が発売されました!
五輪に合わせた5色のパッケージがあるらしいですね。
ふむふむ、40Pのブックレット付ですか。
どれにしようかな~♪
って、ちょっと待った!ソコのあなた!!
実は通常版にしか収録されていない楽曲が、神曲なのです!!
※ 通常盤:Bonus Track sound produced by Cybersound:
「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない ~ Cyber Mix ~」
Cybersoundといえば、古くからの倉木麻衣ファンには言わずと知れた(?)
ボストンの音楽チームですが、「風のららら」までのシングルの半分以上の編曲を手掛け、
倉木麻衣の黄金時代を支えた縁の下の力持ち的存在なのであります。
しかし、ここ最近は予算の問題か倉木麻衣本人がLive映え重視になったせいかは、わかりませんが、出番がめっきり少なくなっておりました。。。
そんな中、突如登場したCyberMix!
「Time After Time」や「冷たい海」が好きなの~♪ という方、断然に通常版をオススメします。CyberSoundここにありっ! そんな楽曲に仕上がっているのです!
いやもう、語っちゃいますよ。そりゃ。
- まずは、イントロ
風が吹き抜けるようなSEが追加され、楽曲のテーマである “清水の舞台” に佇んでいるような演出が既にニクいです。
- 二人きり~また会える時まで~
ここで一気に音数が少なくなり、原曲にもあった縦笛のような和の音色を残して、他の音色は抑えた印象になり、日本風の響きが強調されてます。
- 季節は廻り、清水寺~
ここで少しスピードアップしてサビへ繋がっていくのですが、よりベースの低音が響くアレンジとなり、Cyberらしい重厚感が出てきてます。またこのベースの一定のリズムではなく、
「どこまでもはなれないように~」では2拍づつのゆったりペースで、
「このもどかしさぬけだしたい」では、ほぼ歌詞の1字ごとに跳ねるような低音が響く疾走感に変わり、
「べ~に~そ~ま~る~」ではまた2拍に戻る、というメロディラインと親和性の高い低音アレンジはまさにCyberSoundの真骨頂!
特にこの「べ~に~そ~ま~る~」はコーラスも相まって、倉木さん澄み渡る歌声を堪能できるパートですし、楽曲のテーマである清水寺を表す重要なキーワードになるので、そこが映える編曲は「さすが」の一言です。
- サビ
紅染まる~の盛り上げから、なだれ込む様にしてサビに続きます。
原曲よりもスネアが強く、非常にリズミカルな編曲になっていて、自然と体が動いてしまう。
原曲も悪くないですが、なんだかノッペリとしていて、インパクトが弱いところが、モッタイナイナ~、と思っていたのですが、まさに痒いところに手が届いた!ていう感じ。
マニアックポイントとしては、「今君にキス~」の後にマイケル様の超低音コーラスが入るのですが、これが挟まるとCyber感がグンと上がりますね!
- Eternal Moon
この曲のイチオシポイントです。伸びやかなムゥゥ~~ンの美しい響きが魅力なわけですが、
ココが非常に面白いことに!!!
原曲では、「二人だけの世界、」で一度ジャーン、と〆の音が入り、「Eternal Moon」全体が宙に浮かぶよう月のように引き立てられていましたが、Cyber編曲では、Etarnalの部分は特に編曲の変化はなく、「moon」だけが耳に残る仕上がりになっています。
倉木さんの魅力である高音ウィスパーボイスを堪能できるのは、moonの方なので、彼女の声の魅力を知り尽くしたCyberのセンスが光った部分ではないでしょうか!?
- 間奏部分
原曲のha~ha~ha~haも幻想的で素敵な音色だったんですが、ここにマイケルのコーラスを重ねてきます。そう!これ!これを待ってたのよ!!!
このマイケル様の全く違うメロディラインのコーラスが重なる事で、単調を感じさせない深みのある楽曲になるんです!
初期の名曲、「SecretOfMyHeart」や「DeliciousWay」の終盤も、♪SecretOfMyHeart~ や♪IntoTheSweetSkyを連呼してるだけなのに、いつまで聞いていられる心地よさが生まれるのも、このマイケル様のコーラスが単調さをかき消してくれるからだと思うんです。
まさに、きみ恋でもその技が駆使されている。
- Dメロ後のサビ
曲調一転して、「静」のパート。
Cyber編曲ではピアノも取り去り、お寺から聞こえてきそうな笛の音色だけが残りました。
原曲では、「不意に風が告げた」から一気に音色が増えますが、Cyber編曲ではここもドラムと琴のような音色が追加されるだけで「静」をキープ。
続く、「君と恋のままで」の「と」ですべての楽器が解放されて大サビに続くダイナミックさは、口ずさむと本当に気分がいいんです。
- 後奏部
サビの盛り上がりの余韻を味わうように小気味よい倉木さんとマイケルのコーラスの掛け合いへ。更なるワガママが言えるのなら、エンディングはあと30秒引き延ばして、2人の掛け合いをずっと聞いていたかったです。笑
この通り、楽曲のいたるところに光るセンスが散りばめられており、何度聞いても色褪せない名曲を生み出し続けてきたCyberSoundの実力が発揮された「きみ恋~CyberMix~」
CyberSoundの本領発揮は本当に何年ぶりでしょうか?
最近では、「TryAgain」「恋に恋して」がありますが、どちらもCyber向きのメロディじゃなかったので、「かなり頑張ってマトメました・・」感があったんですよね。
「YouCan」に至っては、大野愛果×CyberSound(×倉木麻衣)という三種の神器が揃った名曲でしたけど、ベストアルバムのオマケ的な位置づけでしたし、過去のボツ曲掘りだしてきたの?的な粗削り感が否めなかったんです。
そうなると、2012年の「Love one another」まで遡ってしまいましたっ!!!
おかえり、CyberSound( ;∀;)
これからも、せめて1年に1曲でもいいから、登場してほしいなぁ・・・ _(._.)_
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