愛知県長久手市にある焼肉屋の紹介です。
大通りから少し離れた住宅街にひっそりと佇む 焼肉みずの さん。
雰囲気からして名店の香りが漂います。
休日の晩飯時は満席覚悟。予約が無難です。
敷地の隣には10台ほど駐車場も完備しているので安心です。
さて、本日頂いたメニューは「仙台牛の店長お任せコース」
連れて行ってくれた友人が常連さんという事で、メニューには載っていない部位を使った裏メニューも含むコースをご用意くださいました♪
中には聞いたこともない希少部位も含んだ絶品焼肉の数々をご紹介します!
のっけから、希少部位トモサンカクのご登場( *´艸`)
しかも、「刺し」でも「炙り」でもなく、「湯引き」なんだそう。
本来、お肉にとっては、脂が抜け落ちてしまう湯引き調理はご法度!なところ、部位を選別して美味しさを引き出したコダワリの逸品!
口に入れた瞬間には牛刺しのような甘い脂が口の中に広がりますが、次第に肉本来の赤身焼肉っぽくに変わっていく不思議な体験ができました。
ついに、焼肉にも「ハイブリット時代」到来か!?笑
続いて「タン」の登場。やはり焼き肉のトップバッターといえば、彼で決まりですよね!?
薄切り(といってもサイズは大きい!)と厚切りの2種類が味わえます。
薄切りはネギとの「こうかはバツグンだ!」な相性が楽しめ、厚切りは仙台名物を彷彿させる
「たべごたえバツグンだ!」な一皿。同じ部位でもこんなに違った味が楽しめるとは。
臓物独特の「もんわり」感は残しつつ、臭みは全く感じません。目隠しして食べたらすんごくあっさりした赤身ですか?と勘違いしそうなほどです。これは鮮度のなせる業に違いない。
ホルモン系が苦手な人でもきっと口に合う逸品ですね。
いよいよTHE・焼肉ゾーンへ突入!
希少部位オンパレードの盛り合わせ!
右上は部位の名前は聞きそびれましたが、ヒレの近くのお肉だそう。 |
|
網の上にお花が咲いたような「ハラミ」
脂と赤身のバランスが最高な塩梅!柔らかさとガッツリした赤身の旨味が共存してます! タレも濃い目で「米!」が進むヤツ! |
「ももかぶり」は文字通り、ももの近くの部位なんだそう。
そのため、お肉自体は赤身特有の比較的単調でパンチの弱い味ですが、「さんしょう」を使ったタレでインパクトをプラスしています。料理人の力量、ここに現る。
「ささみ」と聞くと、思い浮かぶのは “鶏肉のささみ” あのぱさぱさ感からして淡白なお味かしら?と想像して口に運んでみたら、見事な程な裏切りに遭いました><;
めっちゃ霜降りやん! こいつ、改名すべきやで。笑
いよいよ真打、肉の王様!!
人生で初めてお目にかかった気がします。恐縮です。
一言でシャトーブリアンといっても、左のような刺しの入ったものと、右の赤身に近いものがあるのですね。ふむふむ、勉強になります。
って、あのシャトーブリアンが2ブロックも!?これだけで10,000円と言われても誰も文句言わないレベルの貫禄が、しれっとコースに混ざってるこの違和感。
いくら愛知県出身だからってイチローがドラゴンズにいたらダメでしょ!
ってくらいの驚きのコスパです。
さて、肝心のお味のほどは。
まずは右側の赤い方から。こちらはよく見ると一度切れ目を入れてから塊に戻しているようで、火が通ると外側から剥がすように崩せます。
塊のまま焼いているおかげか、若干の燻製感がでて、ローストビーフに近い食感に。
”ローストビーフのお刺身” なんて料理があるとしたら、きっとこんな味なんだろうな、という未知との遭遇が味わえる絶品です!
そして左側の紅白の方。
もうね、焼く前からわかる絶対的な美味。生のままナイフとフォークで頂いちゃダメですか?
・・・ええ、ちゃんと焼きましたとも。
「赤身」のように旨味が凝縮されたパンチ力があるわけでもなければ、「霜降」のようなとろける脂感もない。それでいてしっかりと口の中に広がる”牛肉”の主張。
私の中で、「旨い牛肉」第3のカテゴリが登録された瞬間でした。
でもこれは何と名付ければよいのだろう。
やはり赤身と霜降の「ハイブリット肉」としか表現のしようがないぞ。笑
「シャトーブリアン」なんていかにもラスボス感漂う相手を平らげて大団円を迎えれば良いものを・・・
まさかの裏ボスまで用意がされおりました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「焼きしゃぶ」
これ、決して、鍋に入れる訳じゃないんですよ。このまま網で焼くんですよ。
大きすぎて、ほぼ1枚で網占拠。
しかも「カメノコ」ってなんすか。いや、焼き肉屋ではたまに見かけることもありましたけど、しゃぶしゃぶ肉にしたところなんて見たことないぞ。
あ、でもこれしゃぶしゃぶじゃなくて焼肉なのか。じゃぁまぁいいか。
いいや、よくない、次から次へとこんな希少部位を出しやがってからに・・おれの焼肉の定義が崩壊しかけてるぞ。ケシカラン。
嬉しすぎてケシカラン。
というわけで、もうよくわかりません。
薄い上に大きいので、網に広げるのが大変でモタモタしているうちに焼けてしまいます。
それを卵にくぐらせていただきます。
あれ?卵?
これなんだっけ?
焼肉なの?しゃぶしゃぶなの?すきやきなの???
もう何でもいいから好きにして~~~~~>o<#
しゃぶしゃぶだとアクになって逃げてしまう旨味を、
焼くことによって閉じ込めた上に卵でコーティングして逃がさない徹底ぶり。
もはやハイブリットを超える「さんみいったい」技。
ほぼイキかけました。あ、すいません。
(お肉と違って、ネタの鮮度が古くてすいません。)
さて、最後に気になるお値段ですが・・・
お1人様10,000円でした。
金額だけ見るとさすがにお高いですが、これだけ希少部位のオンパレードで、肉を知り尽くした料理人のアレンジ満載のコースでこのお値段は破格破壊ではないでしょうか。
普通の焼肉メニューでも800~2000円なので、こだわりの焼肉屋さんとしてもごくごく平均的な価格で楽しめます。
ぜひ、たまの贅沢として訪れていただきたい名店のご紹介でした~