昨日ですが、2008年より保有し続けた、任天堂の株式を売り捌きました!

2008年といえば、あのリーマンショックがあった年です。

 

DSLiteが空前の大HITをする前から、密かに野望を抱いていた任天堂の株主様。

しかし当時はまだ学生風情だった私に、そんな資金力あるはずもなく、

あれよあれよという間に70000円を超えていく株価を指をくわえてみてるしかありませんでした。

 

数年越しの大チャンス。世界不況の煽りで任天堂の株価も20000まで落ちていました。

忘れもしない、2008.10.28です。

私の株式デビューと同時に夢の任天堂ホルダーの仲間入りをした記念日です。

 

なんと偶然にも10.28は、倉木麻衣の誕生日でもある日ですね。

さらに振り返ると、この10.28は任天堂株が2008年度の底値を付けた日でもありました。

 

そんな華々しいスタートを切った株主生活ですが、な道のりでした。

 

3DSのスタートダッシュ失敗によるアンバサダー作戦(15000円への値下げ)

本体赤字による逆ザヤが業績の足を引っ張り続け、株価は低迷。

追い打ちをかける、WiiUの歴史的失敗

 

1400万台という出荷数は、あのコケハードの印象が深いゲームキューブの2000万台にすら遠く及ばない実績。

セガサターンやPCエンジンですら、1000万台売っているので、もはや任天堂ブランドとは思えない大失態に終わりました。

 

そんな任天堂を尻目に、スマホゲーで快進撃を続ける、ガンホーやミクシィの登場。

「射幸心を煽るスマホゲームでは長期的なお客様との信頼関係を結べない」

頑なに家庭用ゲーム機にこだわり続けた任天堂。

 

レガシーを捨てられない任天堂、過去の栄光に縋る任天堂、

市場から見放され、株価は8000~10000円を低迷する時代が長く続きました。

 

そんな中でも信じて反撃の狼煙を上げる日を待ち続けました。

 

かつて、PS2がこの世の春を謳歌していた時代。

NINTENDO64は日陰に追いやられ、「任天堂の時代は終わった」あの頃もそんな空気に支配された時代でした。

その時から任天堂のスタンスは何も変わっていない。

「重厚長大な高画質ゲームの追及は、遊びの本質ではない。開発費ばかりが高騰し、市場の収縮を引き起こす。」

そう主張し、映像美の競争とは一線を画した任天堂。

一時的にPS陣営に市場を明け渡したものの、その予測通り、2018年現在、重厚長大に舵を切ったゲームは開発費の回収に苦しみ、ゲーム性よりも製品バグが面白がられる顛末。

 

一方で、「ゲーム人口の拡大」を掲げ、タッチパネルとモーションセンサーというインターフェース革命を起こし、大ブームを創造したWiiとDS。まさに大逆転劇

 

これこそ任天堂の底力。ゲームに関する千里眼でこの会社に勝てる企業などいない。

そう信じて我慢の日々。

 

反転の兆しが見えたのが、故岩田社長の突然の会見。

DeNAとの提携によるスマホゲーム進出。その理由を

「スマートデバイスの問題点を解決する良いアイデアが導けたため」

と語った。

スマホアプリを、本丸である本格的な家庭用ゲームへの誘導に活用する広告塔計画

ここに始まった。

これを機に、12000円程度だった株価は一気に倍増。

その後、第1弾アプリがmiitomoという「コレジャナイ」サプライズなどで徐々に15000円程度まで反落。

 

その後、伝説のGO!!!

全米で話題騒然、もはや社会現象という事態を受けて株価が急伸!!

日本を代表する値がさ株にもかかわらず、2日連続のストップ高という歴史的なチャートを描き、33000円まで倍増。

この歴史的瞬間をホルダーとして経験できたこの時の興奮は一生の想い出になりました。

 

その後、「ポケモンGOによる弊社への利益は限定的です。」の冷や水IRにより、

株価は急速に落ち着き、20000円台で安定飛行。

実際には、原価0で200億円以上の利益が転がり込む十分すぎるドル箱だったわけですが、

予期せぬ形でマネーゲームに使われることに、銀行出身の君島社長的にはリスクを感じたんでしょうかね。

 

 

そしていま。

その均衡を破り、ついにポケモンGOフィーバーの高値を上回ることに成功したSwitch相場。ゼルダ1本でここまで品薄になるとは、正直私も予想しませんでした。

6月ARMS , 7月splatoon2 , 8月 モンハンリメイク

果たしていつなったら、普通に店頭に並ぶんでしょうね?

 

 

しかし、株の投資は冷静に。

7万を付けた時代は、DSとWiiの両輪が大成功を収めてました。

売上高1兆円、利益は2000億を超えました。

 

今年度はSwitch1本。期初予測では、1000万台出荷で3000億円の貢献に留まる。

3DSはすでに末期で人気ソフトは1巡し、大型タイトルの発売見込みはなし。

2DSLLでスルー勢をどれだけ取り込めるか、最後の狩場となります。

 

これ以上の高値を望むには、Switchの増産体制の確立に目途が立ったことが明らかになることと、3DSの需要が急速に萎まないことを確認する必要があると思います。

 

なので、とりあえず1単元、処分。

ありがとう任天堂。一生分のゲーム代を頂きました。

人生かけてお返ししますw

 

でも、まだまだきっと高みを見せてくれるに違いない!

利益は確保したので、残る単元は、何があってもガチホします。

まだまだ一緒に夢を見させてもらいますっ!

 

 

By triumph

2 thoughts on “任天堂と10年の歩み”
  1. 大変面白く読ませていただきました。
    私も全く同じ思いを抱き、WIIU時代に9000で任天堂株を買い増した。
    岩田社長の訃報には愕然としましたが、現在のSwitchの売れ行きは
    望んだ未来そのもので、買ってよかったと思っております。
    次の任天堂株の記事、もしあるなら期待させていただきます。

  2. 3年越しのコメント大変うれしく思います^^
    今では、プラチナチケットですよね!
    そろそろ配当だけで、元手を回収できますから。
    お互いの握力(≒任天堂愛?)と称えあいましょう♪

    最近任天堂の記事が書けていないですし、
    Switchソフトが1巡した後の戦略を妄想して一筆書きたいなぁ、と思っていたところなので、近日中に頑張ります^^b

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