さて。

このブログ、「”マネー”のトラ」なんて名前のくせに、ゲームの記事しか書いてねぇ。

 

そうなんです。

本当は株・FXなんかのテクニカルをお勉強する記事なんかも書いていきたいな~、

という思いを込めてブログ名を決めたわけですが、絶賛放置中・・・

 

でも今日書かずにいつかくの?

今でしょ!  (・・・って最近聞かないなぁ)

という感じなので、重い腰を上げることにしました。

 

今日の任天堂の株価

こちらが本日の任天堂の株価チャート5分足です。

朝一で5万円目前のところまで上げた後に、急落。その後横ばいの様子が伺えますね。

 

ちなみに、本日の日経平均は、朝から窓を開けた「下げ」から始まってそのままズルズルと

下落基調でした。

任天堂だけが朝一に「上げ」た理由と、そのあとの「急落」の理由が説明できる人は、株の玄人といえると思います。

なぜなら、これが典型的な「テクニカル理論」に基づいた教科書的な動きをしているからです。

 

視野を日足に広げて考えよう
株価の動きを予測するには、より大きなスケールで捉えてみることが大事です。
こちらが今日までの任天堂の「日足チャート」になります。
5分足では見えなかった「共通点」が何か見えてきませんか???

 

注目すべきは↑ココ↑です。

 

2018年に入ってから、実に4回。
5万円を目前にしたところで下落に転じていることがわかります。

 

これがいわゆる、「心理的な節目」というやつです。

 

「今の任天堂の業績では、株価は5万円が限界だろう。」

 

と考える投資家が多数いる、という事になります。
だから、5万円を超える前に、売り逃げて儲けを確定させてしまえ。
そういう人が多い証拠といえます。

 

さらに長期の視野で見てみよう
こちらが週足チャートで半年分の値動きになります。
綺麗にな右肩上がりですね。

 

だからまだ上がると思いますか?
それとも、そろそろ天井でしょうか?

 

株価チャートのテクニカルを学ぶ近道は、とにかく、直線を引くことを考えてみることです。
例えば、今回はこんな風にしてみましょう。
この半年間、上下を繰り返しながら、結果的には右肩上がりを描いてます。
その際、天井っぽい箇所(直近の高値)に当たるところに、緑の線を書いてみました。

 

うん。なんか別に目立った動きはないですね・・・
コンスタントに高値が更新されているように見えます。

 

これが「上昇相場」の特徴です。

 

ところが、2018 年以降の、赤い線にエリアでは、一度も高値を更新できていません。
高値更新のペースが落ちた = 株価が足踏みを始めた状態
というのが、今の任天堂の株価と評価する事ができるのです。

 

冒頭の質問答えです。
もう一度、上の画像を見てほしいのですが、明らかに赤い線を境に、株価が跳ね返されますよね。
これは株式用語では、「抵抗線」と呼ばれています。

 

これを踏まえて、本日の5分チャートの解析結果です。

 

「朝一の上げ」は、5万円の抵抗線目掛けて、突撃する上げ。
しかし4度目の跳ね返りを受けて、「だめだこりゃ」と投げ売りされたため、
その後は一転して、売り優勢になった、ということです。

 

一般的には、抵抗線に3回跳ね返されると、その後は下げ基調。といわれることが多いです。
もう3回もトライして上抜けできないなら諦めよう。
と売り捌いてしまう投資家が多いという事ですね。

 

株価に限らず、みなさんの人生においても、「3回だめだった」ら心が折れちゃいませんか?
株って、結局、人間心理学の集合体ですから、なんとなく納得ですよね。

 

で、この先の株価は上がるの?下がるの?
それはわかりません。
が、一つだけ言えるのは、「もうすぐ、大きく値が動く」という事です。

 

心理学的に言えば、普通3回で諦めるところを4回目のチャンスが来た。
それでも超えられなかった5万円の壁。
という事で、今後は5万円天井がかなり濃厚になりますので、明日以降は、
「いまさら買えない」空気から、下落する可能性が高いですね。

 

ただ、裏を返すと、4回目の高値トライをできるくらい期待が高い、取ることもできます。
意地でも5万円を突破させたい機関がいるかもしれません。
大金ぶっこんで5度目のトライを仕掛けてくる大口機関がいれば、上を目指す展開もあり得ます。

 

結局、わかんないんかーい!

 

という感じですが、確かなことが一つあります。

 

世界中の投資家が「5万円の壁」を意識している事です。
上記の通り、チャートがそれを物語っています。

 

つまりどういうことかというと、
「任天堂株を買いたいけど、様子を見ている」という人は、もし5万円の壁を突破することができたら、こぞって買いに走ります。
逆に、「5万円が天井に決まっている」と考えて、売りポジションを持っている人は、5万円の壁を突破した瞬間に、損切で買い戻しをします。

 

あら不思議。
買いたい人も売りたい人も、5万の壁を超えると、「買い注文を出す」という事ですよね。

 

逆に、このまま抵抗線に跳ね返されてズルズルと下げる場合、5万円を突破すると考えて買いポジションを持っていた人は、諦めて売り捌きますので、下落に拍車をかける形になります。

 

そう、こうした膠着状態の株価のあとは、上にも下にもブレイクすると大きく株価が動くのです。

 

抵抗線ブレイク後は株価が動く
実は先ほどの週足で、ブレイク後の動きを証明しているところがあるんです。
黄色の枠内に注目してください。

鋭い人はお気づきだったかもしれませんが、先ほどの画像でも、ここの緑の線だけ、やたら長かったですよね。

株価チャートは直線を妄想する」に沿ってみてみましょう。
先ほどは「水平線」だったものを、少し斜めにしてみました。
すると、どうでしょう。

 

まさに今日の株価と同じような現象が起きてませんか?
32670円の底値から一気に上げた後に、4万円直前で一度跳ね返されます。
そこから先は、赤色の抵抗線に3度も跳ね返されながら、3か月間足踏み状態。

 

そうです。
この時は、4万円の心理的節目と格闘していた時期なのです。

 

そして、☆印の所で、明確に抵抗線をぶち破りましたっ!

 

するとそこから一気に、43000まで駆け上がっていきます。
抵抗線を上抜けると、このように株価は一方通行で動き始めるんですね。

 

さて、果たして、5万円の心理的な壁も同じように超えられるのでしょうか?
任天堂の株主にとって、ココはとても大きなターニングポイントになります。

By triumph

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