2018年10月に開通したばかりの香港とマカオを結ぶ港珠澳大橋

2019夏にマカオに行く計画をしているのですが、今のところツアーやガイドブックはフェリーの案内がほとんどでバスの情報があまり見つかりません

ネットで調べると沢山のサイトで写真付きでバスルートが紹介されているのですが、それだけに情報が錯綜したり、そもそも現地の地図がわからず、理解に苦しんだりしたので、自分への備忘録的にココにまとめておきます。

 

そもそも港珠澳大橋ってどこ?

ご覧の通り、右側の赤丸が香港側で、香港国際空港の右端から出発となります。

到着は左側の小さい赤丸で、マカオの最上部にあたる位置です。

ルートの終盤に枝分かれして中国内の珠海市に行くルートもあります。

(後述しますが、バスの乗り場が違います)

全長55kmにも及ぶ、海上の橋となります!スケールが凄い!

 

ちなみに、この立地からお分かりの通り、これから紹介するのは、

「空港から直接マカオに行きたい!」という方向けのルートとなります。

香港市内を観光してからマカオに向かう、という場合はONE BUSという別ルートを利用した方が便利です。空港まで戻ってくる必要がないからです。Googleで適当に検索していると、このONE BUSの情報が混在してくるので、ややこしいです。

 

ONE BUSは香港・九龍などの観光地とマカオを繋ぐバス。

空港からは、香港-マカオ口岸を繋ぐシャトルバス。が別々に存在することを念頭に置くとよいでしょう。

 

香港国際空港からマカオ上陸まで

それでは本題のマカオまでの移動ルートについて記載していきます。

詳しくは写真付きで解説されているサイトが散見されますので、「港珠澳大橋 バス」とでもググってもらう事にしまして、私が気になって調べたことを文字で補足していきます。

 

・まずは香港入国

香港もマカオもどっちも中国でしょ、という印象かもしれませんが、両者の行き来をする場合、入出国手続きが必要です。フェリーの場合は、香港国際空港での入国審査を飛ばす事ができるのですが、バスの場合は一旦香港入国が必要となります。

(数年以内に、バス利用でも入国を飛ばせるようになる計画みたいですが。)

 

・オクトパスカード(八達通)購入

香港で流通している交通用ICです。

香港マカオのバスは基本お釣りがでないようなので、ICカードが便利です。

コンビニなどでも使えるところがあるらしいです。

150HKDで購入し、100HKD分チャージ済です。50HKDはデポジットでカードを返却すると返金される仕組みのようです。

※1HKD=約14円

空港内に点在する「機場快綫(Airport Express)」窓口で買えるようです。

 

ただし、マカオとの相互利用は進んでいないようなので、後日、香港観光の予定がない場合、30HKD程余ってしまいますので、お気を付けください。

日本でいう、一昔前のsuica-toica-ikoca的な感覚でしょうね。

 

・B4バスにて香港口岸へ

空港ターミナルから「B4」のバス停へ。

増設されたばかりという事でメインのバスターミナルの外れに設置されている模様。

また、ターミナルビルの真下という位置関係のため、非常口を利用したショートカットもあるとかないとか。

 

日中帯は10分ペースでピストン運行しているので、オープン当初はともかく、最近であれば、そこまで混雑はしていない、、、らしい?

料金は6HKD。もちろんオクトパスカード対応。

降車駅は「香港口岸」。

 移動はこれだけです。

 

・香港口岸で出国手続き&バス乗車券購入

乗車券購入前に出国手続きを済ませます。

出国後、乗車券はオクトパスカードであれば、自販機で購入可能です。65HKD。

なお、ここでのチャージはできないようなので、足りない場合は有人カウンターへ。

ここで、珠海行とマカオ行のバス停が分かれます。

マカオ行は、「澳門」とデカい看板があるようなので、お間違え無く。

敷地内にサークルKがある模様。

 

・シャトルバスで港珠澳大橋を通過!

いよいよシャトルバスです。観光客へはまだ浸透していないので、地元民がマカオにフラリと遊びに行く需要の方が高い模様です。乗車時間は40分ほど。

日中は5分おき、深夜でも30分おきに発車するので、時間・混雑の心配はなさそう?

荷物制限は「76×51×32cm、20kg以下」とのことですが、国際線の機内持ち込み基準と同等なので、香港まで飛行機で来れていれば、よほど心配しなくてOKですかね。

 

マカオ側の移動手段

いよいよ澳門口岸へ到着です。「港珠澳大橋邊檢大樓」という建物に到着するようです。

ここでマカオへの入国手続きを行ったうえで、市内へ移動することになります。

市内の移動手段は3つ。公共バス・フェリー乗り場無料シャトルバス・タクシーです。

市内バスの停留所はこちらで確認できますが、現地語なのでよくわかりません。。

とりあえず有名な観光地「セナド広場」は「新馬路」ですね。。

 

無難に無料シャトルバスを乗り継いだ方が間違いはなさそうなので、そちらを調べてみました。まずマカオ口岸からのフェリーターミナル行の無料シャトルバスがH3の乗り場から出ているっぽいです。ただし2系統あるので、注意が必要です。

1つが、マカオ半島にあるマカオフェリーターミナル行のバス。

セナド広場、ホテルグランド・リスボア周辺を目指す人はこちらが近そうです。

 

 

もう1つは、タイパフェリーターミナル行のバス。

コタイ地区のホテルへ宿泊予定の方はこちらが良さそうです。

ヴェネチアンマカオや ギャラクシーマカオなどが有名ですね。

 

双方のフェリーターミナルからは、各ホテルカジノが運営する無料シャトルバスがあるため、

それに乗り換えることで、ホテルまで到着します。宿泊先のホテル名(中国語表記)を覚えておけば大丈夫でしょう^^b

 

今後の発展

ところで、現時点ではマカオの移動手段はバスが主流ですが、2019年内には、鉄道が開通するようです。港珠澳大橋同様に、工期が遅れに遅れているようなので、どうなるのかわかりませんが・・・私が旅行する夏には・・・間に合わないだろうなぁ(´・ω・`)ショボーン

ちなみに、工事の受注は日本が請け負ったみたいですよ!!!

台湾新幹線のように、日系インフラ輸出の象徴として地元の方に愛される鉄道になるといいですね♪

 

また、そもそも、マカオ口岸から直接カジノシャトルバスが運行する計画もあると思います。

昨年開通したばかりの港珠澳大橋ルートはまだまだ発展途上のため、利便性ではフェリーに分が有るかもしれませんが、あと数年もあれば、逆転することでしょう。既に便数やコストでは優っていますしね。

皆さまも旅行する直前の状況を確認してからの出発をオススメします。

By triumph

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください